抵抗温度計の校正

抵抗温度計(測温抵抗体、指示計器付温度計)の要求精度を満足する校正を社内で実施するために必要な基礎技術、手法、留意点等について解説します。

また、標準抵抗温度計との比較校正の方法、校正結果の補正について、実習を通して確認します。

 

概要

抵抗温度計(測温抵抗体、指示計器付温度計)の要求精度を満足する校正を社内で実施するために必要な基礎技術、手法、留意点等について解説します。また、標準抵抗温度計との比較校正の方法、校正結果の補正について、実習を行います。
温度計測の実務経験が3年程度の方向けです。

レベル

基礎

対象

・温度計測の実務経験が3 年程度の方
・抵抗温度計の基本を確認したい方

コース

1日間
9:30~16:30

開催地、開催方式

本社、関西支社(サテライト型)

講師

日本電気計器検定所 職員

プログラム

1.温度のトレーサビリティ

温度の単位、国際温度目盛(ITS-90)、温度のトレーサビリティなどについて紹介します。

2.標準白金抵抗温度計の定点校正

ITS-90 の条件を満たした標準白金抵抗温度計の種類、使用上の注意点、定点校正法、不確かさ要因などを解説します。
更に、その校正結果を用いた偏差関数の算出方法について、具体的な例をもって展開します。

3.抵抗温度計(工業用白金測温抵抗体)の比較校正

工業用白金測温抵抗体の種類、特徴、比較校正法、不確かさ要因などを解説します。更に工業用白金測温抵抗体を標準器とした比較校正による校正結果の算出方法について、具体的な例をもって展開します。
また、ディジタル温度計についても、具体的な例を挙げて解説します。

4.実習

抵抗温度計の比較校正について、実習を通して理解を深めます。

■確認テスト
理解度を確認するテストを行い、合格者には合格証明書を発行します。

受講料(税込) JEMIC計測サークル会員 24,200円

非会員

28,600円
※JEMIC計測サークルの案内はこちら
発行する証明書 ・合格証明書 確認テスト合格者に発行します。

テキスト

紙媒体でご提供します。

2025年度開催日程及び申込

2025年度の開催は、次のとおり予定しています。


主催

日  程 開催方式 会  場 定  員
本社 2025年
10月8日(水)
サテライト型 本社 24名
関西支社 8名

サテライト開催について

本社会場のお客様

◆セミナー当日は、本社会場にお越し下さい。

講義、実習ともに本社会場でのご参加となります。

関西会場のお客様

◆セミナー当日は、関西会場にお越し下さい。

◆講義は関西会場にてオンライン受講し、実習は関西会場にご用意した実習機材を使用し、職員が説明しながら行います。

◆関西支社では、本社からオンライン配信した講義を会場のプロジェクターで投影しますので、パソコンをお持ち戴く必要はありません。

◆講義時にご質問がある場合、関西会場参加のお客様も、本社講師にご質問戴けます。実習時の関西会場でのご質問は、関西支社職員にお尋ね下さい。

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お問い合わせ

ご不明な点がありましたら、遠慮なくお問い合せ下さい。

  E-Mail Tel
本社セミナー事務局 kosyukai-tky@jemic.go.jp 03-3451-1205

※関西会場をご希望のお客様も、お問い合わせは本社セミナー事務局あてにご連絡下さい。

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