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JEMIC就職基礎知識

JEMICへの就職をお考えの皆さんに、是非知っていただきたい基礎知識です。

JEMICってどんな意味?

読み方は「ジェミック」。日本電気計器検定所(Japan Electric Meters Inspection Corporation)の略称です。

JEMICはどんな会社なの?

JEMICは日本電気計器検定所法に基づき設立された公的中立な第三者機関です。

1965年の業務開始以来、独立採算制のもと、特別民間法人として、今日まで適正な計量の確保に努めています。

主な業務としては次の3つです。

①電気メーター等の型式承認及び検定・検査

②電気、温度、光、磁気等の標準器や計測器の校正・試験

③電気メーター等の調査、研究、開発及び技術相談

特別民間法人とは?

特別民間法人とは「特別の法律により設立される民間法人」のことです。公共上の見地から事務や事業を確実に実施する法人を少なくとも一つ確保することを目的として、特別の法律により設立された民間法人のことです。

経済産業省等との関係

JEMICは、その公益性により、経済産業省資源エネルギー庁 電力・ガス事業部政策課の監督を受けています。

また、主な業務である電気計器の検定は、「計量法」に基づいて行っているため、経済産業省産業技術環境局計量行政室とも関わりを持っています。

さらに、電気の国家標準の維持供給を行うため、電気計測などの技術面で国立開発研究法人産業技術総合研究所とも関わっています。

計量法って?

計量法は計量単位を規定し、計量に関する取り決めを定めており、計量の正確さを確保し、消費者を保護して経済を発展させるためにとても重要な法律です。

モノをはかるのに信頼できる基準となる「ものさし」を定めるとともに、この法律に定めている基準に合致した計量器だけが取引用として使用できます。

計量法トレーサビリティ制度って?

国家計量標準供給制度(トレーサビリティ制度)と校正事業者登録制度(JCSS)からなる制度。これは、先端産業分野を始め工業生産における高精度の計測や品質管理の信頼性確保を目的として創設されました。校正機関の技術能力の認定により、計測の国家標準へのトレーサビリティを確保することで、様々な試験・測定データの信頼性を担保するという重要な役割を担っています。

具体的に説明すると、JCSSの対象となる国家計量標準(一次標準:特定標準器等又は特定標準物質)は、計量法に基づき経済産業大臣が指定しています。現在は国立研究開発法人産業技術総合研究所、JEMIC又は経済産業大臣が指定した指定校正機関が、指定された特定標準器(校正の源となる標準器のこと。現在は国立研究開発法人産業技術総合研究所、JEMIC及び指定校正機関が所有)を基準として登録事業者に国家標準をトレースすることで標準が維持され、登録事業者が行う標準供給も国家標準とつながりを持ち、試験や測定データの信頼性が維持されるという制度です。

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