JEMICが発行しているサークルニュースから、技術情報を掲載しているページを御紹介します。
計測に関わる用語の中から、特に頻繁に使用される用語の定義を集めました(JIS Z 8103から転載させていただきました)。
特定の目的を持って、事物を量的にとらえるための方法・手段を考究し、実施し、その結果を用い所期の目的を達成させること。
(JIS Z 8103から転載)
公的に取り決めた測定標準を基礎とする計測。
(JIS Z 8103から転載)
ある量を、基準として用いる量と比較し数値又は符号を用いて表すこと。
(JIS Z 8103から転載)
不確かさがすべて表記された切れ目のない比較の連鎖によって、決められた基準に結びつけられ得る測定結果又は標準の値の性質。基準は通常、国家標準又は国際標準である。
(JIS Z 8103から転載)
ある単位で表された量の大きさを具体的に表すもので、測定の基準として用いるもの。(測定)標準のうち、計器及び実量器を示す。
備考:公的な検定又は製造業者における検査で計量の基準として用いるものを基準器という。
(JIS Z 8103から転載)
ある特定の量の定義と合致する値。
備考:特別な場合を除き、観念的な値で、実際には求められない。
(JIS Z 8103から転載)
取決めによって、ある目的に対して妥当な不確かさをもつものとして受け入れられた値。
備考:標準器については、それが現実にもつ値。
(JIS Z 8103から転載)
測定によって求めた値。
(JIS Z 8103から転載)
測定値から真の値を引いた値
備考:誤差の真の値に対する比を相対誤差という。ただし、間違えるおそれがない場合には、単に誤差といってもよい。
(JIS Z 8103から転載)
合理的に測定量に結びつけられ得る値のばらつきを特徴づけるパラメータ。これは測定結果に付記される。
(JIS Z 8103から転載)
標準偏差で表される、測定の結果の不確かさ。
(JIS Z 8103から転載)
一連の測定値の統計的解析による不確かさの評価の方法。
(JIS Z 8103から転載)
一連の測定値の統計的解析以外の手段による不確かさの評価の方法。
(JIS Z 8103から転載)
幾つかの他の量の値から求められる測定の結果の標準不確かさ。各量の変化に応じて測定結果がどれだけ変わるかによって重み付けした、分散又は他の量との共分散の和の平方根に等しい。
(JIS Z 8103から転載)
合理的に測定量に結び付けられ得る値の分布の大部分を含むと期待される区間を定める量。
(JIS Z 8103から転載)
拡張不確かさを求めるために合成標準不確かさに乗じる数として用いられる数値係数。
(JIS Z 8103から転載)
かたよりの小さい程度。
(JIS Z 8103から転載)
測定結果の正確さと精度差を含めた、測定量の真の値との一致の度合い。
(JIS Z 8103から転載)
同一の測定条件下で行われた、同一の測定量の繰返し測定結果の間の一致の度合い。
(JIS Z 8103から転載)
測定条件を変更して行われた、同一の測定量の測定結果の間の一致の度合い。
(JIS Z 8103から転載)
系統誤差を補償するために、補正前の結果に代数的に加えられる値又はその値を加えること。
(JIS Z 8103から転載)
a)基準にとった値と、それに対して許容される限界の値との差。
b)ばらつきが許容される限界の値。
(JIS Z 8103から転載)
規定された最大値と最小値との差。
備考:計量法では、許容差のa)の意味で公差(maximum permissible error)が用いられる。
(JIS Z 8103から転載)
計器、測定器、標準器などの総称。
(JIS Z 8103から転載)
測定を行うための器具装置など。
(JIS Z 8103から転載)
a)測定量の値、物理的状態などを表示、指示又は記録する器具。
b)a)で規定する器具で、調節、積算、警報などの機能を併せもつもの。
(JIS Z 8103から転載)
測定器において、出力に識別可能な変化を生じさせることができる入力の最小値。
(JIS Z 8103から転載)
a)測定器については、識別限界と同じ意味。
b)指示計器については、識別可能な指示間の最小の差異。
(JIS Z 8103から転載)
入力信号と出力信号との間の直線関係からのずれの小さい程度。
(JIS Z 8103から転載)
一定の環境条件の下で、測定量以外の影響によって生じる計測器の特性の緩やかで継続的なずれ。
(JIS Z 8103から転載)
計測器又はその要素の特性が、時間の経過又は影響量の変化に対して一定で変わらない程度若しくは度合い。
備考:数値で定量的に表すときは安定度といってもよい。
(JIS Z 8103から転載)
長期の時間経過に伴って生じる計測器又はその要素の特性の変化。
(JIS Z 8103から転載)
計器又は測定系の示す値、若しくは実量器又は標準物質の表す値と、標準によって実現される値との間の関係を確立する一連の作業。
備考:校正には、計器を調整して誤差を修正することは含まない。
(JIS Z 8103から転載)
a)測定器が示す値から示すべき真の値を引いた値。
b)標準器の公称値から真の値を引いた値。
(JIS Z 8103から転載)
標準状態において求めた計測器の誤差。
(JIS Z 8103から転載)
影響量の値が標準状態の値と異なるために生じる計測器の誤差。
(JIS Z 8103から転載)
指定された条件における誤差限界で表した計測器の精度。
(JIS Z 8103から転載)
標準器又は測定器に与えられた名目上の値。
(JIS Z 8103から転載)