本社　赤外放射温度計及び黒体炉のJAB校正開始のお知らせ

JEMIC本社において、赤外放射温度計及び黒体炉のJAB校正を開始いたしましたのでお知らせします。
　JAB校正とは、公益財団法人 日本適合性認定協会（JAB）により、国際規格「ISO/IEC　17025（試験所及び校正機関の能力に関する一般要求事項）」に適合している校正機関として認定された当所が行う校正のことを指します。
　是非ご利用ください。なお、校正には受入条件がありますので、注意してください。

校正範囲及び不確かさ

赤外放射温度計


放射率設定 校正範囲 拡張不確かさ
(信頼の水準約 95 %)		 ご案内
1 ‐40 ℃以上 500 ℃以下 A 0.80 ℃～1.5 ℃ PDF
B 2.0 ℃～3.0 ℃
0.95 ‐40 ℃以上 400 ℃以下 – 2.0 ℃～3.0 ℃

※校正点により拡張不確かさは異なります。また、拡張不確かさは、校正範囲で一番小さなものを記載しています。

受入条件
  • （１） ディジタルの温度表示又は電圧・電流のアナログ出力を有すること
  • （２） 放射率は、1又は0.95に設定できること
  • （３） 測定位置は、ファインダー又はレーザーにより認識できること
  • （４） 測定距離1000mm以下で視野直径が20mm以下であること
  • 拡張不確かさA以外の場合、DS比（測定距離と視野直径の比）は10：1より大きいこと
  • （５） 測定波長は、約8 μm～14 μmの範囲であること

 

黒体炉


種類 校正範囲 拡張不確かさ
(信頼の水準約 95 %)		 ご案内
空洞型 ‐40 ℃以上 500 ℃以下 A 0.80 ℃～2.1 ℃ PDF
B 3.0 ℃～4.0 ℃
平面型 30 ℃以上 500 ℃以下 A 1.3 ℃～2.7 ℃
B 4.0 ℃

※校正点により拡張不確かさは異なります。また、拡張不確かさは、校正範囲で一番小さなものを記載しています。

受入条件
  • （１） 電源電圧100 V以外は要相談
  • （２） 抵抗センサー付きのディジタル温度表示器を有すること
  • （３） 熱源寸法は次の条件を満たし、黒色塗装の剥離等がないこと
  • 空洞型：開口直径40 mm以上65 mm以下
  • 平面型：直径50 mm以上180 mm以下
  • （４） 放射率は、空洞型は0.98以上、平面型は0.95以上であること
  • （５） 校正点に20 ℃以下が含まれる場合、結露防止機構を有すること

JAB認定シンボル（MRA複合シンボル）

お問い合わせ先

本社　標準部　校正サービスグループ
TEL：03-3451-6760　FAX：03-3451-6910
E-mail：kousei-info@jemic.go.jp

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