ガラスの透過率測定器について

透過率測定器は、ガラス(フィルム付を含む)がどのくらいの光を透過させているのかを示す測定器です。測定器には光源部と受光部があり、実際に測りたいガラスに光を当てて、当てた光がどのくらい透過したのかを測定しています。光源部はハロゲンランプまたはLED、受光部は標準分光視感効率を模した受光器またはシリコン半導体センサが用いられることが一般的です。当所では、ハロゲンランプ及び標準分光視感効率を模した受光器を用いたものを可視光線透過率測定器、LED及びシリコン半導体センサを用いたものをガラス透過率測定器(ティントメータ)と呼んでいます。

仮に、同じガラスを測定した場合の結果が同一であっても、測定器の構造が異なることから、その値が示す意味合いは異なっています。可視光線透過率測定器では視感透過率(可視光線透過率)、ガラス透過率測定器は分光透過率(スペクトル透過率)を示すとされています。

当所ではこれらの測定器を校正する場合、透過率が既知のNDフィルタあるいは色ガラスフィルタを用いて実施しています。

透過率測定器だけではなく、光に関する計測器の校正についてご不明な点がありましたら、気軽にお問い合わせください。

透過率測定器に関するお問い合わせが多いことから、Q&Aを作成いたしましたので、参考にしてください。

(2023.8 G)

 

 

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